ついに四万温泉に到着した我々夫婦は、山間の四万川渓流沿いの緑豊かな自然と、四万温泉街の温かみに溢れたノスタルジックな風情に圧倒された。
これだ!これを求めて来たんだ!と思った。
四万やまぐち館に着くと、旅館の前に従業員さんが何人も出てきていて、「何事かあったのか?」と訝ったが、宿泊客のお出迎えだった。
もしかしたら、旅館というところでは、こういったおもてなしが普通なのかもしれないが、忘れていた。
子供の時分は家族旅行でこういった旅館に連れて行ってもらったことがあったが、大人になってから泊まったことがほとんどなく、新鮮だった。
東京の庶民が行くレベルのホテルや、ディズニーランド周辺のホテルでは、お出迎えはされたことがない。(ディズニーランドホテルやミラコスタならあるのかもしれないけど)
歓迎の言葉を言われ、名前を聞かれ、車のキーを渡した。
車は従業員が駐車場に停めてきてくれるのだ。親切だ。
受付カウンターでは、温泉や食事の時間など、丁寧に説明を受けた。
なんと私が予約したコースでは、貸切風呂が使えるらしい。
どうやら、予約していなくても申し込めば使えるようだったが、それでも嬉しい。
この四万やまぐち館では、女将の紙芝居というイベントを夜に催しているとのこと。通年かどうかはわからないけれど。
その女将の紙芝居が20時15分から、そして我々が貸切風呂を予約したのが20時30分。
貸切風呂の予約時間を選んでいる時は、女将の紙芝居の時間をすっかり忘れていたのだ。
あとから「あ、これじゃ紙芝居観れないね」と気づいた。
またこの四万やまぐち館に宿泊する機会があれば、ぜひ観たいと思う。
宿泊した部屋は、十分な広さがあって快適だった。
掘りごたつまである。
そして窓の外には四万川の流れが見れる。最高のロケーションだ。
ザーザーザーという川の水が流れる音が心地よく聞こえてくる。
脳内でリラックス成分がドッバドッバ出ているのがわかった。
またここまで建物外観やロビー、廊下、部屋と観てきたが、とてもホームページにあるように創業300年以上経っているとは思えないほど清潔である。
トイレにはウォッシュレットがついている。
これは楽しめそうだとワクワクした。
部屋から川をひと眺めし終わると、16時半頃だった。夕飯は18時の予定で、まだ1時間以上ある。
この時間を無駄にする手はない。
我々はそれぞれに男性と女性用に分かれている露天風呂へと急いだ。
次回へ続く
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