どうも、塩ラーメンです。
人の話を聞いていると妙に疲れてしまうことってありますよね。
そういう経験のある人は、この本を読んで聞き方を勉強しましょう。
疲れる人は聞き上手
基本的に、人の話を聞いていて疲れてしまうことの多い人は、聞き上手な人です。
僕の知り合いに、話を聞くのが上手い人がいて、その知り合いは、そんなに仲良くないような人からもよく相談を受けています。それほど話しやすい人なのです。
本人も相談を受けることは好きなようですが、相談を受けたあとは、疲れることが多いそうです。
その人は、神経症的傾向が高い(自己評価)ので、聞き上手ではあっても「楽に聞く」ことができていないのかもしれません。
人の話を聞いていると疲れることがある人は、以下の3点について、確認してみてください。疲れる原因が見つかるかもしれません。
同感じゃなくて共感しよう
話を聞いていて疲れてしまう人は、相手に「同感」してしまっています。
ここで言う同感とは、相手の気持ちに自分の気持ちを重ねることです。
「え、相手の気持ちになって話を聞くのはいいことじゃないの?聞き方の本とかにはそう書いてある気がするけど・・・」
と、思いますよね。
しかし、上手な聞き方のテクニックとしてあるのは、同感ではなく「共感」です。
共感とは、相手の感情を理解することです。
同感と共感の違い、わかりにくいですよね。
例えば・・・相手が「今仕事がつらいんだよね」という話をしてきた場合、
相手のつらい気持ちに同調して、自分もつらい気持ちになるのが「同感」です。
相手のつらい気持ちを理解して、「この人は仕事がつらいんだな」とわかってあげるのが「共感」です。
人の話を聞いていて疲れてしまう人は、同感をしてしまっています。
つらい話を聞いて、「そっかそっか、そうだよね、つらいよね、つらいよね」と言っているうちに、自分もつらい気持ちになってきてしまうのです。
つらい話以外にも、むかついた話を聞けば自分もむかついて、悲しい話を聞けば自分も悲しんで、そんな風に感情を揺さぶられれば、すぐに疲れてしまいますよね。
自分が疲れてしまわないように、同感ではなく共感に徹するようにしましょう。
「君は今、仕事がつらいんだね」
「君はその上司にむかついたんだね」
「君はそう言われて悲しかったんだね」
という風に、相手の気持ちを理解してあげましょう。
話し相手からすると、つらい話をあなたにしたのは、あなたにもつらい思いをしてほしいわけではなくて、自分のつらい気持ちを理解してほしいからなのです。
解決しようとしない
「アドバイスしないこと」これは聞き方の基本ルールです。
相手に意見を求められた時以外は、アドバイスは禁止。
相談をしてくる人は、ほとんどの場合、ただ気持ちを吐き出したいだけなのです。
ただただ話を聞くこと、これが大事です。
しかし、疲れないようにするためには、アドバイスをしないだけでは足りません。
アドバイスが”頭に浮かんでこない”のが理想です。
アドバイスが浮かんでくるということは、まだ楽に聞けていないということです。
それは、あなたの中に「相手の状況を解決してあげたいな」という気持ちがあるからです。
その気持ちがある限り、頭が余計に働いてしまうので、疲れます。
正直、相手の抱える状況を自分のアドバイスで解決できる確率なんて、ほぼ無いと考えた方がいいです。(自分に意見を求められている時は別)
それなのに、相手の代わりにうんうん頭をひねってあげるのは、無駄なことです。
冷たく聞こえるかもしれませんが、相手の相談事の解決を目指さないこと、これが双方にとって一番良い聞き方です。
共依存は絶対NG
共依存という言葉を知っていますか?
ネットで調べると、「特定の人間関係に依存する状態。自己の存在意義を認めてもらおうとして過剰な献身をくり返すなどの行為がみられる」と出てきます。
相談を受けていると、その共依存の状態になってしまうことがあります。
相手に好かれよう、喜んでもらおうとして、自分が思ってもないことを言ってしまった経験ってありませんか?
そういうことを言いながら話を聞いていると、疲れますよね。
自分が疲れないために、共依存的なことを言うのはやめましょう。
例えば、「Aさんって、むかつくよね」という話をされたときは、自分はAさんにむかついていないのであれば、
「そうだね、Aさん確かにむかつくよね」と返すのではなく、
「そっか、Aさんにむかついてるんだね。何かあったの?」という風に返します。
逆に共依存的なコメントを返してくる人は、あとあと問題になる可能性が高いので、注意が必要です。
共依存傾向のある人って実は結構多くて、そういう人は人間関係で失敗を繰り返している人が多いと思います。
その辺についても興味があるので、今度本を探して読みたいと思っています。
まとめ
聞き方の本は数多くあるので、聞き方のテクニックを身につけている人は多くなってきているのかもしれません。
その中で、「なんか聞き手に徹するのって、難しいんだよな~」と感じている人は、おそらく聞き方のテクニックは実践できていても、「楽に聞く」ことができていないのだと思います。
身を削るような聞き方は、長続きせず、相手のためにもなりませんから、この本を読んで、楽に聞く方法を学んでみてはいかがでしょうか。
参考書籍
![]() ![]() |
『聞き上手』さんの「しんどい」がなくなる本 -自分も相手も嫌いにならない話の聞き方ー![]() 大野萌子 ナツメ社 2021年02月16日頃
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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それでは、また別の記事でお会いしましょう。
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