どうも、塩ラーメンです。
決算書の読み方について興味があるので、勉強のために「会計天国」という本を読みました。
この本は、ストーリー仕立てで決算書の読み方が学べる本です。この本について、すごく簡単に紹介します。
ストーリー
娘の結婚式を控えた経営コンサルタントの男が交通事故で死んでしまうが、そこに天使が現れ、「5人の悩める人を会計の知識で救えたら生き返れるが、失敗したら地獄行き」と持ち掛けます。
主人公は娘の結婚式に出るために、その条件で生き返りを目指すことに。
5者5様のビジネス上の問題を抱えた人たちを、主人公は救うことができるのか!?
というストーリーです。
で、会計の本なので、それぞれが抱えた問題は、決算書の読み方や経営学を知っていれば解決できるものとなっています。
1章 利益と手元に残る資金の違い
1章の相手は、事業の利益が出ているのに、経理から「お金がなくて倒産寸前です」と言われて慌てている経営者です。
この章では、
・損益計算書とキャッシュフロー計算書の違い
・流動比率
・短期借入金と長期借入金の戦略的な借り方
などが学べました。
2章 価格競争から抜け出す
2章の相手は、商品価格を下げたことで赤字転落したアニメグッズ会社で何のアイデアも出せずにいる新社長です。
この章では、
・損益分岐点
・価格競争にのることの害(損益分岐点への影響)
・赤字体質の改善法(損益分岐点の改善)
などが学べました。
3章 粉飾決算は結構簡単に見抜ける
3章の相手は、粉飾決算を過去に行っていた会社に親会社から出向してきた経理の女性です。
この章では、
・知らずに粉飾になってしまうこと
・粉飾決算の見抜き方
・製造原価報告書について
・歩留率について
・フリーキャッシュフローについて
・会社再生の手法
などが学べました。
4章 部署別の決算書
4章の相手は、自部署がどれくらい利益を出しているかも把握していないうえに、部下の面倒を見ることだけが自分の仕事だと思っている営業部長です。
この章では、
・部署別決算書の作り方
・事業部利益と管理可能利益の違い
・貢献利益を見て撤退する事業・投資する事業を見極めるやり方
などが学べました。
5章 新規事業戦略
5章の相手は、本事業が上手くいっているため、うかつに新規事業に手を出すも、新規事業が金食い虫になってしまっている会社の社長です。
この章では、
・セクション別分析の大切さ
・新規事業の企画方法
などが学べました。
まとめ
ストーリーが面白いので、決算書に興味がない人でも楽しく読めるかもしれません。ドラマ化できそうな感じ。最近そういうドラマ多いですしね。専門知識で人助けするヒーローものみたいな。
参考書籍
会計天国
竹内謙礼/青木寿幸 PHP研究所 2013年09月02日頃
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それでは、また別の記事でお会いしましょう。
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