どうも、塩ラーメンです。
本来の意味での集中力とは別の、「集中することで発揮される力」について紹介します。
集中がもたらす効果
あなたは、職場でも、休日に家にいるときでも、注意力散漫、集中力欠如状態が続いていると感じることはありませんか?
私もよくそう感じることがあります。
「ふっふっふっ!
注意力3万ですか?
さすが地球人はゴミですね。
私の注意力は53万です!」
と、言われているような気分です。
では、どうしましょうか?
集中力を高めますか?
集中力を高める方法もいろいろあって、それらを試してみるのもいいかもしれません。
オススメのテクニックは、「時間制限」です。
以下の記事で紹介しています。
ですが、今回紹介する集中力は、こういったことではありません。
通常の「集中力」とは、例えば、
A
B
C
という、複数の選択肢があり、重要度や優先度の評価がされていないような状態であっても、1つのことに専念し、意識が他にそれることなく、没頭する力のことを言っています。
今回紹介する「集中力」は、
A
B
C
と、複数ある選択肢の中で、何が一番重要なのかを評価し、それ以外を切り捨てて、そもそもやることを1つに絞ってしまうことで、結果的にその1つに集中し成果を得ることを言います。
そういう意味での集中を、シリコンバレーのコンサルティング会社THIS Inc.のCEOであるグレッグ・マキューンさんは、「エッセンシャル思考」と呼んでいます。
エッセンシャル思考とは
エッセンシャル思考とは、まさに「最小の時間で最大の成果を得る方法」です。
多くの人は、「やらなきゃいけないこと」や「やりたいこと」を、それこそ両手で抱えきれないほど持っていますよね。
仕事でもそうですし、プライベートでもそうです。
あれもこれもそれもやらなきゃいけない状態で、毎日のように新しい案件が舞い込んできて、結局やりたいことができずにいるけど、いざ休日の自由な時間を迎えても、あれもこれもそれもやりたくて、結局どれも集中してやる気になれず、Twitterとインスタをスクロールしながらネットフリックスで別にどうしても観たいわけでもないアニメかドラマを観て終わってしまう・・・
これでは、むなしいですよね。
それに、複数の仕事を抱えてどれも成果が出ない状態よりは、1つの仕事に絞ってそれだけでも成果を出した方が、上司からの評価も高くなります。
例えばあなたが宇宙戦艦ヤマトの砲手だったとして、ガミラスに囲まれた時、波動砲を全方位に撃とうとするでしょうか?(波動砲が全方位に撃てる武器だったと仮定して)
せっかくの波動砲も、全方位に拡散させてしまっては、敵に大したダメージを与えられないことは明らかですよね。
それなら、一点集中で波動砲を撃ち、包囲網から抜けようとするのが上策と言えるでしょう。
エッセンシャル思考とは、こういうことなのです。
多くの人が、ヤマトに乗ってガミラスに波動砲を撃つときはそれが間違いだと理解できるのに、いざ自分の職場やプライベートで同じ状況になったときに、なぜか波動砲を全方位に撃ってしまっているのです。
大事なのは、切り捨てること
エッセンシャル思考において、大事なのは、「切り捨てる」ことです。
あれもこれもそれも の、これもそれもを完全に切り捨てて、「あれ」だけの状態にするのです。
そう言われても、難しいと感じるかもしれません。
仕事で、上司からの依頼を断るのは難しいですよね。
同僚からの頼み事も、つい引き受けてしまいますよね。
だって後が怖いし、人事評価に傷がつくし、信頼関係大事ですもんね。
でも、意外と、依頼を断っても、相手からマイナスに思われることは少ないらしいです。
グレッグ・マキューンさんの著書「エッセンシャル思考」で、そういった事例が多く紹介されています。
スパっと断る人は、案外高い評価を受けやすいそうです。
それによって結果的に成果が上がるから、なのでしょうね。
まとめ
エッセンシャル思考でやることを1つに絞るには、「何が大事か、何が本質か」を十分に考える必要があります。
選び取った1つが、大して大事なことでもなく本質を捉えてもいないことだったら、エッセンシャル思考の恩恵は得られないでしょう。
まずは時間を作って、案件の積みあがっている仕事やプライベートについて、じっくり考えてみましょう。
そしてできるだけ、たった1つの重要なことを選び、他を完全に切り捨てる。
これができれば、霧が晴れるように状況が変わるはずです。
参考書籍
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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それでは、また別の記事でお会いしましょう。
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