「空飛ぶタイヤ」観ました!

映画感想

 

TOKIOの長瀬智也さん主演で池井戸潤さん原作の映画「空飛ぶタイヤ」をAmazonプライムで観ました。

核心は書きませんがネタバレ注意です。

 

 

空飛ぶタイヤ

 

空飛ぶタイヤは、長瀬智也さんが経営している運送会社のトラックのタイヤが走行中に外れて、歩行者を死なせてしまう事故のシーンから始まります。

もう、それですでに悲しくて観てられないと思ったんですが、その事故の原因が運送会社の「整備不良」ということになり、世間的なバッシングや遺族からの非難を受ける長瀬智也さんがものすごく悲壮感を漂わせていて、途中で辛くて観るのやめようかなと思ったくらい、どん底の雰囲気を引きずったまま進行していく映画でした。

しかし、途中で事故の原因が「整備不良」ではなく、「構造的欠陥」ではないかという可能性が出てきて、それを示す状況証拠も次々に発覚していきます。

構造的欠陥ということは、自動車を作った時点で欠陥があったということで、長瀬智也さんの会社ではなく、自動車販売会社に責任があるということになります。

 

静謐のクールセクシー

 

その大手自動車販売会社のカスタマー課の課長として出演しているのが、ディーン・フジオカさんです。

長瀬智也さんな「頑強な鬼ヤンキー」というようなイメージがありますが、ディーン・フジオカさんは「静謐のクールセクシー」という感じがします。

女性からの人気が高そうですが、男から見てもセクシーです。

そんな静謐のクールセクシーは、頑強な鬼ヤンキーからものすごい形相でかかってこられても、スーンとして表情をほとんど動かしません。かっこいいですね。

ちなみに私は男としてどっちになりたいかと聞かれれば、頑強な鬼ヤンキーを選びます。

「そんなことどうでもいいわ」と、思いませんでしたか?ふっふっふ…

実は…この発言が、この記事の終盤でとんでもない伏線として効いてくるわけではありません。ただの個人的趣向の表明です。

そんなこんなで最初は冷たい印象のディーン・フジオカさんですが、自社の不正かもしれないという思いと、揉み消しにかかってくる組織との間で葛藤します。

それでも自分の仕事に誇りを持とうとして行動する姿がかっこいいです。

 

フェロモンのポアレ〜ムスクの香りを添えて〜

 

「フェロモンのポアレ〜ムスクの香りを添えて〜」も出演しています。

あ、高橋一生さんのことです。

高橋一生は、物語の主軸ではない役なので、頻繁には映りませんが、組織内での理不尽な圧力に立ち向かう人物として描かれる戦う男たちの1人です。

大手自動車販売会社のメインバンクで、その会社の融資担当をしている銀行マンが高橋一生さんです。

大手自動車販売会社の重役からの恫喝や、それにおもねる銀行の上司からの圧力などにも負けず、自分の仕事に正直に、その会社の経営計画を査定します。

最後の方で、「俺は自分の仕事をしただけだよ」みたいな感じで笑う顔が印象的でした。

 

頑強な鬼ヤンキー

 

主人公の「頑強な鬼ヤンキー」こと、長瀬智也さんは運送会社の社長です。

父親から引き継いだその中小企業を、必死に守ってきました。従業員は家族のように思っています。

それでも経営は厳しく、今にも吹っ飛びそうな状態で頑張っています。

そこにこの事件です。

取引先、銀行、事件調査、被害者の葬儀、遺族への謝罪、あっちこっち駆けずり回っても何一つ上手くいきません。どん底の底が何度も抜けてどんどん落ちていくような状況を繰り返します。

いくら長瀬智也さんでも、これは流石にもう無理じゃね?と思ってしまうような劣勢になります。

それでも、どっかこじ開けられる扉がないか、ぶち抜ける壁がないかと諦めない姿が男前です。

なんだか長瀬智也さんは八方塞がりの状況を打破してくれそうな雰囲気を身に纏っていますよね。他のドラマや映画での役柄の影響でしょうかね笑

 

1人でできることなんて限られている

 

鬼ヤンキーもクールセクシーもフェロモンのポアレも、みんな1人の力で事を成すわけではありません。

それぞれに、補佐役や同僚、上司などの助けがあってこそ、結果を出せています。

現実もそうですよね。

自分1人の力で出来ることなんてたかが知れていて、それだけでは小説や映画で描かれるヒーローのような活躍は絶対にできません。

あの半沢直樹だって、仲間の力を借りてこそ倍返しができるのです。

職場や学校などに、あなたが全幅の信頼をおける人はいますか?頼れる人はいますか?

コミュニケーションを大切にして、そういった人を少数でも作っておくことが、私たちが壁を乗り越えるための絶対必要な力となるのだと、この空飛ぶタイヤを観て思いました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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それでは、また別の記事でお会いしましょう。

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