どうも、塩ラーメンです。
昔の人は、どのような経緯で神様という存在を考え出したのでしょうか?
【知能のパラドックス/サトシ・カナガワ】の面白かった部分を紹介します。
昔の人は、どうして、どのような経緯で、神様という存在がいると考えるようになったのでしょうか?
そこには、人間の備える危機管理能力が関係しているようです。
雷を見てどう思う?
私は、雷を肉眼で見たり、近くに雷が落ちたりすると、必ず思うことがあります。
それは、「これが自然現象だと知らなかった昔の人は、めちゃくちゃビビるだろうな」ということ。
想像してみてください。
自分が、雷の知識を全く持っていなかったとして、
ピカッと周辺が光って、
ドカーン!!!バリバリバリ!!!
ゴゴゴゴゴ、ゴロゴロゴロゴロ…
と、雷が近くに落ちたら、
「あの空の向こうには、大いなる存在がいて、そのお方がお怒りになっておられるのだ…(;゚Д゚)」
と考えてしまうと思いませんか?
私だったらそう考えるだろうなぁと、雷を見ていつも思うのです。
人間は被害妄想が好き
では、なぜ私は、雷という現象を見て、見たこともない「神様」という存在を考え出してしまうのでしょうか?
そこには、人間が持つ心理(本書では被害妄想と言っていますが、危機管理能力のようなものかなと私は思います)が関係しています。
何だかわからない何かが起こった時、二つの考え方ができます。
①何者かの故意によるものだ(危険があるかもしれない)
②何かの偶然によるものだ(危険はないだろう)
この二つのうち、人間は、①を好みます。
現象の理由がわからない、危険かどうかわからない状態のときは、人間心理は、危険かもしれないと考えるようにできているのです。
その方が生存確率が上がるからです。
この心理作用によって、昔の人は、雷などを見て、その向こうに神様の存在を考え出してきたのではないでしょうか。
IQが高い人は神様を信じない
ちなみに本書は、「IQが高い人ほど、不自然なことする = 知能のパラドックス」というのがテーマです。
上述のとおり、普通は、神様を信じるように人間心理はできているのですが、IQが高い人=普通じゃないことを考える傾向があるので、IQが高い人の方が、無神論者が多いそうです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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それでは、また別の記事でお会いしましょう。
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