ボディランゲージ(しぐさ)で相手の不快な気持ちを見抜く方法

心理

 

他人とのコミュニケーションの中で、相手に言われたりされたりして不快に感じることってありますよね。

もうこの話やめてくれないかな…」などと思っていても、相手は一向に気づかず話を続けてきたり…

逆に言えば、自分も相手にそのように不快な思いをさせて気づかずにいることがあるかもしれません。

どうすれば相手の不快な思いに気づけるでしょうか。

実は「不快ですよ」のサインは、ほぼ100%相手のボディランゲージ(しぐさ)に出てきます。

そういったボディランゲージ(しぐさ)から相手の気分を見抜きましょう。

 

 

「なだめ行動」を取ったら不快のサイン

  

人間の脳は、ストレスを感じ不快な思いをすると、どうにかしてそのストレスから身を守ろう、逃げよう、という反応をします。

ただ、他人とのコミュニケーションの場で不快な思いをしたからといって、すぐさまその場から逃げるわけにはいきませんよね。

そこで、その場でできる対応策として、自分で自分をなだめる行動を無意識に取ります。

このなだめ行動は、咄嗟に無意識にしてしまう反応であるため、本人にも自覚がない場合が多く、それだけ正直な気持ちが反映されているものです。

ある話題が出たときに、相手がなだめ行動をし始めたら、相手にとってその話題は不快なんだということがわかります。

それがわかるようになれば、相手にとって不快な話題を避け、円滑なコミュニケーションを取ることが可能になるのです。

 

 

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なだめ行動の内容

なだめ行動には様々なものがあります。

それに、出やすいなだめ行動は人それぞれなので、どれか一つだけ知っておけば使えるというものではありません。

しかし、なだめ行動は、基本的に自分の体を触る行為がベースなので、覚えて実践するのはそれほど難しくありません。

男性のなだめ行動は、顔周辺を触ることが多いです。

おでこをこすったり、

眉間に指を押し付けたり、

頬に手を当てたり、

顎をさすったり、

首に手を置いたりします。

特によく出るのは、首に手を置く行為です。

漫画などでも、「謝罪するシーン」で男性が首の後ろに手を置いてペコペコするイメージがありますよね。

男性の場合、顔周辺を触ることが多いですが、もちろん他の行動も現れます。

何か状況が変わることが起こったり、話題が変わった時に、体の一部を触ったりさすったりし始めたら、それがなだめ行動かもしれないと意識して観察することが重要です。

女性の場合、顔に直接触ることはあまりありません。

中には、手のひらを頬や顎のあたりに当てる人がいますが、お化粧をしているからか、男性に比べて顔をこすったりするなだめ行動はほとんど出ません。

女性によくあるのは、髪を触る、首から胸元のあたりに手を当てる、アクセサリーをいじるといった行動です。

私はミステリーが好きで、海外ドラマをよく観るのですが、アメリカの女性の反応で自分的にあるあるなシーンがあります。

それは、女性の家に警察が訪問し、女性の知り合いが殺されたことを告げるシーンです。

そういうシーンで女性は必ず、知り合いの死を知らされて驚き、咄嗟に口の前に手を出します。さらにその手がだんだん下がって首の下あたりに置かれ、少しするとその手で髪をかきあげます。

そして落ち着いた後に事情聴取を受けている最中、片手を自分を抱き込むようにその腕の逆側の脇に当て、もう片方の手でネックレスをいじるのです。

あなたが女性がに話しかけた時に、これと同じ反応されたら、あなたに話しかけられることが「知り合いの訃報」と同じくらいショッキングで辛いことだという証拠です(笑)

 

なだめ行動の見極めは難しい

こういった動作をすることを観察することは、大して難しくはありませんよね。

ただし、こういった動作が果たしてなだめ行動なのかどうかを見極めることはとても難しく、心理学のプロやテレビでよく見るメンタリストでも、完璧にわかるものではありません。

なので、例えば好きな女性と話していて、その女性が口に指を当てたり、髪を撫でたりし始めたら、不快のサインだと勝手に思い、撤退してしまうのは、もしかしたら非常にもったいないことかもしれません。

もしかしたら口に指を当てたり髪を撫でるのは、「この人に甘えたい」とか「こうするとセクシーに見えるかしら」などというアピールなのかもしれません。

なだめ行動とも思える動作が現れたからといって、全ての場合においてそれがなだめ行動だというわけではないのです。

相手が、身を乗り出して、目を大きく見開いてこちらの話を聞いているのなら、顔に手を当てていても全く問題ではないでしょう。

そういった風に総合的にみて判断する必要があります。

 

まとめ

 

人間がストレスを感じ不快な気持ちになった時に咄嗟にしてしまうなだめ行動について紹介しました。

このなだめ行動をよく観察すれば、相手に不快な思いをさせることを避けることができます。

つまり、円滑なコミュニケーションが可能になるのです。

ただし、なだめ行動に見える動作が確実になだめ行動かというと、そうではない場合が多くあるので、注意が必要です。

好きな人のなだめ行動を判別したい場合は、その人にストレスのかかる不快な出来事があったときに、その人がどう反応したかを何度も観察すると良いでしょう。

初対面の場合は、相手の気持ちをボディランゲージで見抜くことは難しいですが、なだめ行動かもしれないという意識を持って観察していれば、「あ、これは…」とわかることもあります。

 

参考書籍

 

 

 

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