マイナス思考に陥ってしまうと、自力で抜け出すのはかなり難しいですよね。
大抵は、時間が解決してくれるのを待つことになります。
しかし、マイナス思考を引きずって過ごすのはとても苦しいもの…
できれば、自力でマイナス思考から抜け出したいですよね。
そんなとき使える、マイナス思考から抜け出す方法を3つ、ご紹介します。
等身大の自分を受け入れる
何か大きな失敗をして、自分の能力の低さを痛感することがあります。
その経験自体は悪いことではありませんが、このショックをマイナス思考に変換してズルズル持ち続けるのは良いこととは言えません。
また、別の記事「」でも書きましたが、マインドワンダリング状態で精神を病んでしまうこともあります。
そんなときは、できることに集中しましょう。
既にやってしまったことやできなかったことについてクヨクヨ思い悩んでいても、仕方がありません。
それはそれとして、集中すべきなのは、今やっていること、今できることです。
また、過去の失敗を引きずりやすい人というのは、完璧主義な部分があります。
より良いものを求めること自体は、良いことですが、終わってしまったことはあまり考えないことにして、次に進みましょう。
どんなに考えたところで、過去は変わりません。
見方を変えてみる
マイナス思考に陥ってしまうとき、その原因に対する見方が一方に偏りすぎている傾向があります。
つまりは、マイナスの面ばかり見ているということです。
物事には様々な側面があります。
絶対に悪いということも、絶対に良いということもないのです。
「人間万事塞翁が馬」という言葉があります。
かいつまんで言うと、大昔の中国で、塞翁さんの息子が馬から落ちて骨折したけど、そのおかげで戦争に行かずに済んで、生き長らえたという故事から生まれた言葉です。
このように、一見マイナスにしか見えないような出来事も、別の側面から見ればプラスに転じることがあります。
そういった様々な視点を探すようにすれば、マイナス思考に沈むのを防げる場合もあります。
徹底的に具体化する
悩みを抱えてマイナス思考状態にあるとき、それを他人に話そうとすると、上手く伝えられないことがあります。
私はよくあります。
落ち込んでグルグル考えてしまうとき、妻がよく話を聞いてくれるのですが、上手く伝えられません。
妻に伝わるように具体的に話そうとしますが、「ん?この悩みって、具体的にはどういうことだ?」となってしまいます。
そう考えてみると、つまり私は、何か難しいことを思い悩んでいるように見えて、その実、悩みの正体をわかってもいないのです。
それが、悩みと戦うときに我々が陥りやすい悩みの罠です。
悩みは、モヤモヤっとして輪郭がはっきりしていないため、実際以上に大きく複雑に見えてしまいます。
戦国時代系のマンガなどでよく、兵の少ない軍が、土煙などを上げまくって、実際以上に大軍に見せる計略が登場しますよね。
あれです。
戦う相手としては、敵軍がどれくらいの規模なのか、自軍と敵軍の戦力差がどれくらいあるのか、というところがわからなければ、戦いようがないわけです。
それが、悩みの手口なのです。
であれば、その計略はどう看破すればいいのでしょうか?
方法は1つ。徹底的に具体化することです。
モヤモヤとしてはっきりしない部分を見破って、「誰が何をどうしたから自分はそれをどう感じたのか」を、認識することが大事です。
悩みを具体化して、自分が何に悩んでいるのかをはっきりさせると、実は、「別に悩むようなことじゃないな」と思えたり、「ずっと考えてたことは要は単純にこういう簡単な話だったんだな」と思えたりして、どんどん悩みの規模が小さくなっていくはずです。
そうして手元に残った純粋な悩みだけに取り組めばいいのです。
悩みがモヤモヤと大きく見えているときは、どこから手をつけていいか分からず、マイナス思考に陥ってしまいがちですが、悩みを具体化させた後は、「これに取り組めばいいんだ」と、前向きな思考になれます。
悩みはまず、徹底的に具体化すること。これはぜひ実践してみていただきたいと思います。
具体化するのにオススメの方法は、紙に書き出すことです。
紙に書くことで、悩みのモヤモヤの中から本当の悩みを取り出しやすくなります。
まとめ
私自身、マイナス思考に陥ることがよくあります。
その真っ最中にあるときは、なかなか平常時のような建設的な思考はできません。
ここに書いたことも、すぐには実践できないと思います。
でも、それでいいと思います。
人間誰しも、嫌なことがあったときは、まず落ち込んでしまうのが当たり前です。
逆に、しっかり落ち込むことも、精神的には大切なことです。
しばらく落ち込んだあと、気持ちが落ち着いてきたところで、マイナス思考から抜け出す方法を試せれば、それでOKです。
マイナス思考に陥ってしまうときは、焦らず、自分をいたわってあげてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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それでは、また別の記事でお会いしましょう。
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