榛名神社と四万温泉に行ってきました!Part3

旅行記

榛名神社に参拝し、帰りに引いたおみくじで大吉と中吉を出した我々夫婦であったが、大吉を引いた妻はなちょは目を覚まして元気になり、中吉を引いた私は封印されていた便意が解き放たれるという、運勢の如実な違いを実感しながら、近くの蕎麦などが食べられるお店に入ったのであった。

 

 

「アイスクリームを食べよう」

と言いながらお店に入ったのだが、はなちょは「こけももシェイク」、私はホットコーヒーを頼んだ。

数秒前のことすら忘れる私たちである。

こけももなるものを初めて食したが、あんこ的な甘さとベリー的な甘酸っぱさがなかなか美味である。

あんこが苦手なはなちょは好きではなかったらしい。

 

ホットコーヒーも美味しかった。

ホットコーヒーといえば、私の中では「胃腸を動かす飲み物」というイメージがある。

コーヒーの成分自体にお通じが良くなるものは無いらしいが、私の場合はそんな気がするのである。

つまり、蘇りし便意を抱えながらホットコーヒーを飲むことすなわち、山のトイレで用を足す覚悟を決めたことに等しかった。

おもむろに私は言った。

「トイレ行ってくるね」

あるいはそれは、声になっていなかったかもしれない。心の叫びが私の精神世界で決定的に表出したものが、現実世界の意識に投射され刻まれたものかもしれないのだ。

「行ってらっしゃい」

と、はなちょは言った。

 

結論から言おう。

清潔だった。そのトイレは。

山のトイレなのに、である。

誠に稀有なことだ。

ただし、ウォッシュレットは無かった。いや、それはただの高望みか。山のトイレなのだから。

 

 

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トイレでお尻を吹きながら思った。

ウォッシュレットは必須機能だ。

紙で拭いただけでは、拭ききれている気がしないのだ。

紙に何も付着しなくなっても、しばらくは拭き続ける。

全く資源の無駄である。ある種の強迫障害とも言える。

ウォッシュレットであれば、2〜3回拭けば気がすむ。

嫌ウォッシュレット派は言う。「ウォッシュレットのノズルすごい汚いじゃん。あそこから出てくる水当てても汚くなるだけだよ」と。

好ウォッシュレット派の論理は、私が言ったとおりだ。「紙で拭いただけで綺麗になんかならないじゃん。手に汚れが着いたらどうする?紙で拭くだけ?水で洗うでしょ」

こんな議論は水掛け論だ。

どうせ水掛け論なら、私はやはり水を掛けたいのだ。

 

店を出て傘を返し、榛名神社を後にした。

目指すは今日宿泊する宿、四万温泉の四万やまもと館。

「糞便にまみれたケツ穴を早く浄化したい」と私が呟くと、はなちょは大爆笑した。

もちろん、温泉でではなく、ウォッシュレットでである。

それにしても、30歳にしてどこまでも幼稚な夫婦だと我ながら思った。

 

次回に続く

 

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