前に別の記事でも書いた覚えがありますが、アルフレッド・アドラーは、人間が抱える問題の全ては「人間関係」に起因すると言っています。
もしもあらゆる人と一瞬で仲良くなれる魔法があれば、ものすごく生きやすくなるでしょう。
残念ながら現実にはそんな魔法はありませんが、それに似た心理テクニックなら存在します。
恋愛にも応用可能です。
人は自分に似た人に好意を抱く
人は、自分に似た境遇や趣味、つまり共通点のある人に、無意識のうちに好意を抱くものです。
この心理を「類似性の法則」といいます。
例えば初対面の人に「好きな食べ物」を聞いたら、自分と好みが同じだったとします。
どうでしょうか?当然のように好意を抱きますよね。
あ、この人私と同じもの好きなんだ!って。
「共通点がある人には好意を抱きやすい」なんてことは、わざわざ説明されなくても、皆さんご存知だったと思います。
ところが、それがわかっていても「共通点」をコミュニケーションの場で意識していない人が多くいます。
逆にあなたの知り合いにも「誰とでもすぐに打ち解けて仲良くなれる人」っていませんか?
知り合いの中に1人はいますよね、そういう社交性のある人。
そういう人はまず間違いなく皆すべからく「共通点」を使いこなしています。
質問の目的は共通点探し
何事においても目的を明確化することは大事です。
では「会話」は何を目的にするものでしょうか。
1つあげるとするなら、それは「仲良くなること」だと思います。
だとすれば、「仲良くなるための会話」の中でも重要な要素である「質問」は、何を目的にするものでしょうか。
それは、「共通点を探すこと」です。
コミュニケーション能力の高い人は、会話の中で常に「共通点」に対して強いセンサーを働かせています。
「◯◯さんって、どこ出身?」
「新潟だよ」
「あ、マジで⁉︎俺の仲良い友達も新潟出身だし、弟の元カノも新潟だったわ。なんか新潟縁あるんだよね〜」
くらいのことは平気で言ってのけます。
友達の1人と弟の元カノの1人が新潟出身だってことが、「縁がある」と言えるようなことでしょうか?と、側から見ていると思えてしまいそうですが、そんなことすらも「共通点」として整理する意識があるからこそ、その人には信頼や好意が集まりやすいのです。
ちょっと極端な話をしてしまいましたが、ここで言いたいのは、何でも共通点にしてしまおうということではなく、共通点を探す意識を常に持とうということです。
まとめ
共通点の重要さをお分かりいただけたでしょうか?
会話の中でたった1つしか共通点が見つからなかったとしても、相手の心の中には「私と同じアレが好きな人」という印象が強く残り続けます。
逆に共通点を見出せないと、「たくさん話したけど何を話したか忘れた」という薄い印象しか残らない場合があります。
「類似性の法則」を利用すれば、今までとは段違いのスピードで人と仲良くなれること間違いなしです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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それでは、また別の記事でお会いしましょう。
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