何故か上手くいく人は、他の人とは何が違うのか?
その答えは、無意識にあるのかもしれません。
無意識は”認識”の変換装置
よく言われる話があります。
コップに半分の量の水が入っているのを見て、「もう半分しかない」と思うのか「まだ半分もある」と思うのかという話。
このように、同じ物事に対して、人はそれぞれ認識の仕方が違うわけです。
では、その物事→認識は、誰が行なっているのか。
それが無意識です。
無意識が、物事をどう捉えるかによって、見える世界が変わります。
当然、ポジティブな認識をする人は、可能性を多く感じ行動に移りやすいですし、ネガティブな認識をする人は、保守的に停滞しやすいと言えるでしょう。
無意識は、その人がどう行動するかを決定するのに大きな影響力を持っているわけです。
無意識がパフォーマンスに及ぼす影響
アメリカの大学で、アジア人の女子学生を対象に、ある実験が行われました。
その実験では、対象者に数学のテストを受けさせますが、テストの直前に、教授が「女性は男性より数学の能力が劣る」という趣旨の発言をします。
すると、対象者たちのテストの点数は、通常より低い点数となりました。
また、同じように教授が「アジア人はほかの民族より数学の能力が高い」と発言した場合、対象者たちのテストの点数は、通常より高い点数となりました。
このように、テスト直前に他人から植え付けられた無意識ですら、パフォーマンスに影響するのです。
無意識がどれほどのパワーを秘めているかがわかります。
マーク・ザッカーバーグ成功の秘密
Facebook創始者でCEOのマーク・ザッカーバーグの父親の教育方針について、こんな話があります。
マークが子供の頃、父親に「ゲームを買って」とねだりました。
すると父親はマークに、なぜゲームが欲しいのかを聞きました。
マークは答えます。「みんなが持ってるから」
それを聞いて父親は、ゲームを買い与えませんでした。
マークは高校生になり、今度は「フェンシングがやりたい」と言いました。
父親はまた、なぜフェンシングがやりたいのか聞きました。
マークは答えます。「強くなりたいから」
それを聞いて父親は、マークにフェンシングをやらせることにしました。
マークの父親の育児方針は、他の人に流されないことや、目的意識を強く持つことなどを、マークの無意識に根付かせました。
その無意識の力が、マーク・ザッカーバーグを今の地位にまで押し上げたのかもしれません。
まとめ
無意識を意識することを、メタ認知と言います。
意識的な部分よりも強いパワーを秘めているか無意識的な部分について、コントロールできるようになれれば、素晴らしいパフォーマンスを発揮できるでしょう。
昔は脳の大部分は使われておらず、そこを使えるようになると超能力的な能力すらをも発揮できると言われていました。
今ではそれはちょっと間違っていることが判明していますが、これに似たことが、無意識を使えるようになれば可能だということです。
自分の無意識について、見つめ直してみましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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それでは、また別の記事でお会いしましょう。
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