選択する機会を最小化すると決断が上手くなる

心理

 

前に「成功する人と失敗する人の違いは決断の早さだ!」という内容の記事を書きましたが、そもそも決断する機会を少なくするという方法も有効です。

 

 

選択するのは疲れる

 

人間は1日のうちの驚くほど多くの選択をしています。

「フォルトゥナの瞳」では、1日に9000回の選択をするとされていました。

9000回はすごいですね。

1日の秒数が86400ですから、約9.5秒に1回の選択をしていることになります。

寝ている間を省くことにすると、約6.8秒に1回です。

例えば、飲み物が目の前にあれば、視界に入るたびに、「今、その飲み物を飲むか」を毎回選択します。

「飲む」ことを選択したあと、位置関係によっては「その飲み物を右手で持つか左手で持つか」を選択するでしょうし、一口飲んだあと、「今、もう一口飲むか」を選択することになります。

つまり、目に入ったもの、聞こえたもの、触ったもの、置かれた状況全てに対していちいち選択をしているというわけです。

ある程度自動的に選択できることでも、これだけ多くの選択をしていれば、疲れてしまうのも頷けます。

 

 

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ファインマンはどうしたか

 

量子電磁力学の研究でノーベル物理学賞を受賞したリチャード・フィリップス・ファインマンという人がいます。

ファインマン博士は、甘いものが大好きで、デザートを食べるときはいつも何を食べるか迷っていたそうです。

あるとき、この悩む時間と労力が無駄だと思ったファインマン博士は、「デザートはチョレートアイスクリームしか食べない!」と決めたそうです。

それ以降は、甘いものが食べたくなったときに何を食べるか悩むことがなくなり、温存された集中力を研究のために使えたことでしょう。

 

アインシュタインとジョブズとザッカーバーグはどうしたか

 

アインシュタインザッカーバーグジョブズも、天才的な能力で歴史に自らの名を刻み込んできた超人たちです。

そんな彼らに共通しているのは、「いつも同じ服を着ていた」ということ。

彼らはみな、あるとき思ったのでしょう。

毎朝着る服をその日の予定に合わせて選択するのは労力と時間の無駄だ!」と。

そして彼らは毎日着る服を同じにすることで、その無駄を省いたのです。

 

まとめ

 

人は、多くの選択の機会にさらされることで疲弊しています。

それほど重要ではないのに、よく悩んでしまうこと(何を食べるか、何を着るかなど)は、何を選択するかを決めてしまうことで、その選択に費やされる集中力を温存することができます。

そして、本当に必要な決断に集中力を使えるようにすることで、より間違いのない決断ができるようになるでしょう。

 

参考書籍

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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それでは、また別の記事でお会いしましょう。

 

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