このブログで、「質問はたくさんした方が好意を持たれやすい」とか、「質問は関係性のレベルによって変えよう」といった記事を書いてきました。
しかしその前に、そもそも質問には2つの種類があり、それぞれを使い分けるテクニックがあることをご存知ですか?
その2つの種類とは、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンのことです。
会話のスタートはクローズドクエスチョン
クローズドクエスチョンとは、「A」か「B」かを聞く質問のことです。
主に、「肯定」か「否定」で答えられる質問として使うことが多いです。
つまり、「はい」か「いいえ」で答えられるものということです。
例えば、「この映画面白かった?」という感じです。
こう聞かれれば、「面白かった」か「面白くなかった」かを答えなければなりません。
「はい」か「いいえ」の簡単な答え方ができるので、まだ会話が盛り上がっていない始めの方では、クローズドクエスチョンをしてあげた方が相手が楽です。
後述するオープンクエスチョンは、ある程度相手に考えることを要求してしまうので、出会い頭でオープンクエスチョンをしてしまうと、相手としては負担(面倒)に感じます。
「この映画、面白かった?」→はいorいいえ
「あの俳優さん出てるんでしょ?」→はいorいいえ
「あの俳優さん好き?」→はいorいいえ
「どんなところが面白かった?」これはオープンクエスチョン
というように、ある程度クローズドクエスチョンを重ねて、会話の熱を醸成してからオープンクエスチョンに入るとスムーズです。
相手にたくさん話してほしい時は、オープンクエスチョン
オープンクエスチョンとは、答えの選択肢を提示しない質問のことです。
例えば上記の質問の中で、「この映画面白かった?」という質問の場合、「面白かった」か「面白くなかった」かのどちらかを答えることを選択肢として提示されていると想定できます。
対して「どんなところが面白かった?」は、どう答えるかの選択肢が提示されていませんよね。
どう答えてもいい。どのようにでも答えられる。それがオープンクエスチョンです。
オープンクエスチョンは、考えて答えを形にする必要があるため、聞かれた方にとっては、クローズドクエスチョンに比べて負担(面倒)です。
ただし、クローズドクエスチョンよりも自由に自分の好きなように答えられるため、「相手が話したいと思っていること」をオープンクエスチョンで聞いてあげると、相手は喜んでたくさん話してくれます。
オープンとクローズドを上手く織り交ぜる
仲良くなって深い話ができる関係になったからといって、オープンクエスチョンばかり使っていると相手が疲れてしまいます。
基本的にはオープンクエスチョンをした後は、クローズドクエスチョンを挟んでメリハリをつけましょう。
クローズドクエスチョンを1つ2つする中で、相手が話したそうな部分があれば、そこをオープンクエスチョンで聞いてあげるパターンがいいでしょう。
まとめ
会話の始めはクローズドクエスチョンを重ねて、相手が何を話したがっているかを見極めたら、オープンクエスチョンを使う。
そしてまたクローズドクエスチョンで相手が話したそうな話題を探る、という手順が理想です。
生の会話の中で、そうそう上手くはいかないかもしれませんが、この意識が持つことで、会話のレベルは確実に上がります。
まずは、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの片方だけに偏りすぎないことを意識することから始めてみましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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