どうも、塩ラーメンです。
人がうつ状態に陥りやすくなる、目標に対しての2つの状況について、紹介します。
2018年5月31日配信のバイリンガルニュース№317、トピック6「一人人生葛藤」より
イギリスのエクセター大学とオーストラリアのエディスコーワン大学の共同研究で、目標に対してある2種類の状況になったときに、人は、うつ状態や不安を感じる状態になることがわかりました。
うつ状態に陥りやすくなる2つの状況について
自分の目標とリソースが反比例している場合
つまり、目標とするものを目指していくほど、自分が大切にしているものをないがしろにしなければいけなくなる状況のことです。
例えば、会社で昇進する目標をかなえると、家族と過ごす時間が少なくなる場合などですね。
自分の目標と自分の価値観が相反関係にある場合
つまり、目標としているもの以外に、ほかにもっとやってみたいややるべきと思っていることがある状況のことです。
例えば、本業での昇進を目指しつつも、趣味が高じて仕事にできそうなことがあって、独立してその仕事に取り組む方が価値があると感じている場合などです。
この2つが、バイリンガルニュースで紹介されていたこの研究で言われている、うつ状態に陥りやすい状況です。
「目標に対して葛藤がある状態」というのも、含まれるのではないでしょうか。
「今、働いている場所があって、その仕事で食い扶持を確保している。
今の職場で少しでも昇進や昇給したい。
でも、ホントは他にやりたいことがあるし、もっと自分の時間も欲しいと思っている。
とは言っても、ホントにやりたいことを仕事にして、生きていける保証もないし・・・
あーあ、結局このまま頑張っていくしかないのか。」
私も含め、私の周りでよく聞く話です。
このような状況も、うつ状態に陥りやすい状況に当てはまると思います。
この葛藤を抱えたことのある人は、きっと多いですよね。
では、こういった状況にある人が、葛藤を軽減し、うつ状態を回避する方法はあるのでしょうか?
葛藤からくる「うつ状態」の回避方法
その方法は、ずばり「自分のなかにこういう葛藤があるよってことを、認めること」です。
葛藤を抱えた状態で、ただただその葛藤に引っ張られていると、ストレスが溜まっていってしまいます。
葛藤が自分の中にある、ということを認めて、「あー、自分は、このことに葛藤を感じているんだな」と客観的に見つめる作業をしてください。
客観的になることで、葛藤から感じるストレスを軽減できます。
あとは、私の意見ですが、「さっさとどっちを取るのか決めてしまう」のがいいと思います。
会社での昇進と家族との時間の例でいえば、例えば家族との時間を優先することを決めて、昇進を諦めるのです。
そうすれば、葛藤することもなくなるでしょう。
今やっている仕事の他に、ホントにやりたい仕事があるのなら、さっさと今の仕事を辞めて、ホントにやりたい仕事を始めてみればいいのです。
ずっと葛藤してどちらも中途半端になるよりはマシだと考えましょう。
まとめ
「どっちにしようかな」「どうしようかな」
こう考えているとき、脳はものすごく疲れます。
いつまでも葛藤していれば、そのうち脳が疲れ切って、うつ状態になるのは避けられません。
まずは、葛藤していることを客観的に見つめること。
そして、選択が必要なことなら、さっさと決断してしまうこと。
今回紹介したうつ状態になりやすい2つの状況に自分が該当する場合、この方法で、早々に解決してしまうことをオススメします。
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