どうも、塩ラーメンです。
史上最も有名な海難事故であるタイタニック号の沈没。
事故発生の14年前に、タイタニック号沈没を予言した小説がありました。
世界予言全書 トニー・アラン/著 真田由美子/訳
タイタニック号沈没を予言した小説
タイタニック号沈没を予言した小説とは、1898年に出版された、モーガン・ロバートソンの「Futility(フューティリティー)」です。
船乗りをやっていたモーガン・ロバートソンは、海を題材にした短編小説家でした。
モーガン・ロバートソンは、執筆にあたって、強いインスピレーションがおりてくるのを待ち、長い時間考えたすえに、一心不乱に書き出すタイプでした。
そんなモーガン・ロバートソンが、1898年、インスピレーションを得て、生み出したのが、「Futility」です。
この小説は、豪華客船が処女航海中、氷山に衝突して何百人もの命が失われるという内容です。
そう、現実のタイタニック号沈没事件と全く同じなのです。
しかも、細部まで、タイタニック号沈没事件と酷似しています。
事件発生当時、あまりにも小説と事件が似ていることから、ニュースになったほどでした。
Futilityが予言している内容
まず、上記のとおり、処女航海中の豪華客船が氷山に衝突した大事故という点は、タイタニック号沈没事件と全く同じです。
他にも、Futilityで描かれた豪華客船とタイタニック号には、まるでタイタニック号を見てきたかのように相似している点が多くあります。
まず、名前です。
Futilityに出てくる豪華客船の名前は「タイタン号」といいます。
タイタニックは、タイタンに由来する名前ですので、ほとんど同じ名前と言ってもいいくらいです。
次に、船のスペックについてです。
Futilityのタイタン号は、
- 3本のスクリュー
- 19室の防水加工の客室
- 24隻の救命ボート
を備えていました。
対してタイタニック号は、
- 3本のスクリュー
- 16室の防水加工の客室
- 20隻の救命ボート
と、ほぼ同じ設備を備えていました。
また、Futilityのタイタン号が、
3000人を乗せ、25ノットで氷山に衝突したのに対し、
タイタニック号は、
2224人を乗せ、23ノットで航海していました。
そして、Futilityでは、犠牲者の数が増えた原因を、救命ボートの不足としています。
タイタニック号沈没事件でも、救命ボートの不足が、犠牲者の数が増えた原因と言われています。
Futilityで描かれた、タイタン号の沈没は、まるで、タイタニック号の沈没を題材にしたかのように、酷似しています。
しかし、それはあり得ないのです。
なぜなら、Futilityが書かれたのは、タイタニック号沈没事件の14年前のことなのですから。
モーガン・ロバートソンがこの小説の内容についてインスピレーションがおりてくるを待っていたとき、彼に不思議な力が宿っていたのかもしれませんね。
タイタニック号乗船を回避した人々
タイタニック号沈没事件については、ほかにも都市伝説があります。
その中で、不思議な力つながりで面白いのは、乗船を回避した人々の話です。
タイタニック号に対し「嫌な予感がした」とか「船が沈む夢を見た」という理由で、乗船をやめた人が多くいます。
「タイタニック号99の謎」という本で、タイタニック号の沈没を直前に予感した人々の話が紹介されています。
タイタニック号が有名になったのは、その凄惨な事故の内容もさることながら、タイタニック号にまつわる不思議な話が、数多くあることもその理由です。
タイタニック号に関係する人々に不思議な力が宿っていたというよりも、むしろ、タイタニック号自体が不思議な力を備えた船だったのかもしれない、そんな可能性を感じさせられますね。
以上、タイタニック号沈没の予言についての都市伝説でした。
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