好きな相手と恋人関係になりたい、相手との距離をグッと近づけたい、そんな人にオススメなのが、本書で紹介されている「タイム・ミスディレクション法」です。上手くできれば、相手の方からこちらに好意を持って近づいてきてもらえる大変すばらしいテクニックです。
まずは相手をリサーチ!
好きな相手と仲良くなるために活用する「タイム・ミスディレクション法」では、まず、相手のリサーチをすることから始めます。
これは特に難しいことではありません。
相手がどういうキャラクターで、どのような性格で、どんな価値観を持っているか、できる限りでいいので、情報を集めます。
この時、友達関係の中にある相手なのであれば、別の友達や知り合いから聞いてもいいのですが、そういった方法を取れない場合、簡単でオススメな方法があります。
それは、事前にその相手と話して、相手のことについて聞いてしまうという方法です。
手に入れた情報を相手に聞こえる状態で、別の人に話す。
相手についてリサーチして得た情報、性格や価値観を、自分のこととして、直接相手に言うのではなく、相手に聞こえる状態で、別の人に向けて話します。
「オレってこういう〇〇な感じ好きなんだよね」と話していると、側で聞いている好きな相手は、「わたしもそういう感覚あるなぁ。この人気が合うかも」と親近感を持ってくれるという寸法です。
その話題で盛り上がっていれば、会話に入ってきてくれて、その場ですぐに仲良くなれるかもしれませんし、その場ではすぐに仲良くなれなくても、このテクニックを使用していれば、そのうち必ずその相手と親しくなれるチャンスは巡ってきます。
なにせ相手からしてみれば、自分とよく似た性格だったり、好きなものも同じだったりするのですから、「話してみたい」と思って当然なのです。
相手から聞き出したら意味ないんじゃない?いえ、大丈夫です!
リサーチの段階で、相手から相手のことを聞き出してしまえばいいと書きました。
でも、そんなことしたら、「この人この前私が話したこと話してる。きもちわるい」と思われたりしないの?と、思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ところが、その心配はいりません。
人間というのは面白いもので、出身地や好きな食べ物など、具体的で事実にもとづく内容については、誰とどんな話をしたか覚えていますが、自分の性格や価値観など、常に揺れ動いていて、自分でもはっきりこうと言えないことについては、時間が経つとそういう話をしたこと自体が曖昧になってしまうものなのです。
これこそが「タイム・ミスディレクション法」です。
上手くいきそうだと思ったら、また、相手の前で別の人との会話の中で使う機会がなかったら、直接相手に「キミの性格って、こうでしょ?」と指摘してみましょう。
相手は、自分のことを見抜かれたように感じ、「私のこと、わかってくれてる」と思うはずです。
相手をだますようで気が引けるという人もいるかもしれませんが、まずは好きな相手と仲良くなる機会作りをするために、活用してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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それでは、また別の記事でお会いしましょう。
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